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2.STDの種類

2−4.原虫感染/真菌類の感染

膣トリコモナス(膣炎) ▼アメーバ性赤痢 ▼外陰部カンジダ症(膣炎)

■膣トリコモナス(膣炎)
病原体 トリコモナス鞭毛虫、トリコモナス原虫
膣トリコモナスTrichomanas vaginalis
感染経路 性交、性的類似行為
男女間でくり返すピンポン感染。

便器やお風呂の椅子、タオルなどからの感染も考えられる。
症状・男性 膣トリコモナスは、女性の膣だけでなく、男性の尿道、前立腺などにも寄生するが、男性の場合自覚症状はほとんどない。
あっても分泌液の増加、軽い不快感程度。
しかし、たとえ症状がなくとも性的パートナーへの感染源とはなり得るので、治療が必要である。
症状・女性 潜伏期は1〜2週間程度。
膣トリコモナスは、グリコーゲンを活発に消費するため、糖、グリコーゲンを多量 に存在する性的に成熟した女性の膣を好んで寄生する。
通常、女性の膣内は乳酸桿菌の働きにより酸性であるため、ややアルカリ側に偏る妊娠時あるいは月経時に感染しやすい。

全ての人に自覚症状が出るわけでなく、30%〜80%ほどといわれている。
おりものは膿が混じる為に淡黄色から黄色または乳白色で比較的さらっとして水っぽく、悪臭がある。泡のようなものが混じることも多い。
膣の粘膜が赤く腫れ、発疹ができたりするため、性交渉時の膣の痛みや少量の出血を起こすことがある。原虫が尿路に侵入した場合には排尿痛を起こすこともある。
同時に、約20〜30%の患者に外陰部の発赤、痒み、灼熱感などが見られ、原虫が尿路に侵入した場合には、排尿痛あるいは排尿時不快感が生じる。
進行すれば、帯下が血性となり、膣壁に黄色の分泌物を伴う小さな顆粒状ないし斑点状の出血班がしばしば見られるようになる。
治療 膣トリコモナスは、膣だけでなくその周囲臓器にも寄生するため、治療薬の全身投与が基本となる。
男女ともに治療が必要で、
フラジール(メトロニダゾール)膣錠とフラジール内服薬の併用で2週間ほどで完治。
男性は内服薬のみ。膣のほか、尿路に侵入して潜伏することがあるため内服薬も必要になる。
膣トリコモナスに感染した場合、パートナーの70〜80%は、たとえ無症状でも感染しているので、同時に治療する必要がある。
備考 トリコモナスは動物界に広く分布する原生動物鞭毛虫類に属する単細胞動物(原虫)の一種。
人に寄生するトリコモナスには、腸トリコモナス、口腔トリコモナス、膣トリコモナスの3種類があるが、STDとして重要なのは膣トリコモナスである。
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■アメーバ性赤痢
病原体 赤痢アメーバ(Entamoeba histolytica)
感染経路 性交、性的類似行為
嚢子を含んだ糞便に汚染された食料・飲料水の経口的摂取。
アナルセックスやオーラルセックスの際は特に注意。
症状 潜伏期は1〜3週間程度。
感染者の多くは発症しないことがほとんど。
初期症状は下痢、腹痛、血便で、血が混じったイチゴゼリー状の下痢便が出る。
慢性化すると腸壁が肥厚・繊維化し、下痢と便秘が交互にみられる様になる。
重症になると、腸管穿孔による腹膜炎を引き起こす。
初期症状として中程度の発熱、右季肋部の重圧感・不快感がある。
ついで右季肋部の痛み、肝腫大などが現れ、食欲不振・むかつき・嘔吐を伴う。
治療 重症になると手術による膿の除去が必要となる。
早期発見ならば薬による治療が可能。
備考 アメーバ性赤痢は赤痢アメーバによって生じる腸管感染症で、その約3分の2は同性愛者といわれている。
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■外陰部カンジダ症(膣炎)
病原体 カンジダ菌Candida albicans
感染経路 性交、性的類似行為
多くの女性が経験する病気で、性交渉が無くても自然発症する。
健康な時には菌が付着しても普通 は発症はしないが、疲労などによる抵抗力低下時に発症する場合が多い。
ホルモンの影響が大きく、妊娠時、糖尿病者、ビタミンB欠乏者に多く発症する。

抗生物質やステロイド剤を長期間大量 に使用すると発症度が増加する。

カンジダ菌は普段は腸内に寄生しているため便に混ざっており、そこから菌が付着することが多い。アナルセックスの際は特に注意。
症状・男性 尿道炎を引き起こすが、症状は軽い。
症状・女性 性器、外陰部が赤く腫れ、かゆみを伴い、白いヨーグルト状のおりものがある。
また、膣内粘膜には白または黄色のカス状のおりものが付着する。
予防 カンジダ菌はカビの一種なので、ズボンよりスカート、ナイロンより綿の下着を着用するなどムレない条件を作ること
当然ながら不規則な生活を避けることも大事である。
カンジダになりやすい人は抗生剤、ステロイドホルモン、ピルの使用はなるべく避けた方がよい。
治療 膣炎だけの場合にはナタマイシン、クロトリマゾール、トリコマイシン、マイコスタチン等の膣錠(膣に入れる)、外陰部にも炎症がある場合にはピマフミン、エムペシドクリーム等の塗り薬と併用で10日ほどで完治。
だが、症状の程度によりかなり個人差があるので一概には言えない。1ヶ月ほど患っている人も多い。
ビタミン剤や、状況によっては抗真菌剤の内服薬を処方される場合もあり、生理中の治療は延期される。
炎症があるときは、入浴時に石鹸で洗うと症状が悪化することがあるので、低刺激性の石鹸か、お湯で丁寧に洗い流すようにした方が良い。
妊婦の感染の場合には出産前に治癒しないと、産道を通った赤ちゃんの口内に感染する危険性がある。
備考 カンジダ菌は誰もが腸内に持っている菌(真菌:カビ)であり、通常は発症しない。
通常でも1割ぐらいの人は膣内にカンジダ菌がいると言われている。
性交渉でも感染することがあるというだけで、一般に言われる「性病」ではない。
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