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2.STDの種類

2−2.ウィルス感染

陰部(性器)ヘルペス ▼伝染性単核症 ▼伝染性軟属腫 ▼尖圭コンジローム ▼B型肝炎 ▼エイズ

■陰部(性器)ヘルペス Genital herpes
病原体 単純ヘルペスウイルス(単純性疱疹ウイルス)
ヘルペスウイルスII型(HSV II:herpes simplex virus II)
感染経路 性交、母子感染
手や物に付着したウイルスも数時間感染力があると言われている。
保菌者が口中に感染している場合はキスなどの接触でも感染の恐れがある。
症状・急性型 感染後2〜7日間の潜伏期の後、外陰部や膣内に熱っぽさを感じる。
但し、感染しても潜伏したまま症状が出ず、体調の悪い時や抵抗力の落ちた時に発症し症状が出ることがあるため、いつ感染したものかを判断するのは難しい。
陰部にかゆみやヒリヒリとした痛みを感じ、軽い刺激をともなって赤くなる。
その後3〜4日して、米粒大の赤い湿疹や、水泡ができ、潰れると非常に痛い。
頭痛、発熱、鼠径リンパ腺(太股付け根のリンパ腺)の腫れなどが見られる。
歩くと擦れて痛いため、歩行困難や排尿困難になることも。
症状・再発型 ヘルペスウィルスはいったん感染すると、神経に潜伏し、治ったと思ってもまた再発しやすい。
急性型に比べて症状は軽く、水泡の数も少ない。
疲労や生理、セックス、ストレスなどがきっかけで再発することが多く、症状に悩まされるあまりヘルペスノイローゼになることもある。
特に妊娠中に症状が出た場合、出産時に新生児に感染して新生児ヘルペスを引き起こす。
産道感染等による新生児のヘルペスウイルス感染症は、ヘルペスウイルスが細胞から細胞へと直接感染していくため、母親からの移行抗体による発症の予防が困難であり、極めて重篤な病態を示し、しばしば致命的となることがある。
治療 抗ウィルス剤アシクロビルの服用、注射、軟膏の塗布。
再発型の場合、早めの治療で3〜4日で改善するが、個人差が大きい。
特に症状が強い場合、免疫強化剤ガンマグロブリン、インターフェロンを注射することも。
保険が効く。
備考 口唇にできるヘルペス(単純ヘルペス、口唇ヘルペス)は、I 型のヘルペスウイルスが原因。
II型は性器ヘルペスとも呼ばれているが、現在では、T型、U型、どちらでも性器ヘルペスが起こり得ることが知られている。
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■伝染性単核症 Kissing Disease
別名 キス病
IM:infectious mononucleosis
病原体 EBウイルス(EB virus)
エプスタイン-バーウイルス(Epstein‐Barr virus)
感染経路 キス、経口(飲み物の回し飲みで感染した例もある)、だ液
症状 潜伏期間は約35日。
発熱、のどの腫れや痛み、頸部リンパ節(首のリンパ節)の腫れが1〜4週間続く。
皮膚の小さな吹き出物や、関節痛なども。
また伝染性単核症の患者の半数で、脾臓の腫れが見られる。
脾臓の破裂が伝染性単核症の患者の死因となることがまれにあるので、脾臓の破裂を防ぐため、おなかに圧力や衝撃がかかるようなこと(重いものを持ち上げたり、体がぶつかることのあるようなスポーツ)は発病後2ヶ月は避けること。
治療 自然治癒してしまうことがほとんど。
高熱やのどの痛みなどには非ステロイド系消炎鎮痛剤を服用する。
備考 EBウイルスはヘルペスウイルスの仲間で、全世界に分布し、成人の80〜90%が感染している。
だが、中年以降のほとんどの人が抗体を持っているため、発症することは稀。
思春期から青年期の若者には、抗体を持っていない人が多く、感染、発症しやすい。
EBウイルスの感染による伝染性単核症の症状が4ヶ月以上続くことは、ほとんどないが、6ヶ月以上続くことがあれば、慢性EBV感染症と呼ばれることもある。
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■伝染性軟属腫 Molluscum Contagiosum
別名 みずいぼ
病原体 伝染性軟属腫ウイルス(Pox virus科、DNAウイルス)
感染経路 性交、性的疑似行為、接触、水を介しての感染
タオルなどの共有によってうつることもある。
症状 潜伏期間は2〜7週間。
童、小学生、幼児に多い皮膚疾患。
成人でも起こることがあり、特に性行為感染で陰部に感染することがある。
ウイルスによる良性のイボで、時々かゆくなることはあるが、ひどく痛くなるようなことはない。
イボは皮膚と同色または白色で表面が滑らか、大きさは1〜5mmくらいで、大きいものでは中心に陥没ができる。
治療 角質溶解剤をはったり、硝酸銀で腐食させたり、液体窒素で焼いたりといろいろな方法が考えられるが、トラコーマ鑷子でとる方法が最も確実。
自然治癒する例もあるといわれているが、多発したり他の人に伝染させてしまう可能性があるので、早めの治療をした方がよい。
一度かかって治った後は、免疫ができるので、再びかかることはほとんどない。
備考 プールでの感染がよく報告されているが、通常の塩素濃度でウイルスはすぐに死んでしまうので、これは水中ではなく更衣室やプールサイドの方。
ビート板やタオルは共用しない方がよい。
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■尖圭コンジローム Condyloma acuminatum
病原体 乳頭腫ウイルス・ヒトパピロ−マウィルス(HPV:human papilloma virus)
ヒト乳頭腫ウイルス6型、11型
感染経路 性交
手や物に付着したウイルスからも感染することがある。
症状・男性 潜伏期間は3〜8ヶ月ほど。
感染後、数週間から2〜3ヶ月を経て、陰茎、尿道口、陰嚢、肛門の周囲にブツブツとしたデキモノができて、それが次第に大きくなる。
亀頭と陰茎の中央にある溝(環状溝)にササクレのような腫瘍ができ、増えていく。
局部はやわらかく、薄い赤い色で痛みはない。
放っておくとさらに増殖し、一部が壊死し、悪臭を発するようになる。
症状・女性 潜伏期間は3〜8ヶ月ほど。
感染後、数週間から2〜3ヶ月を経て、大小陰部の内側や膣口、肛門の周囲に先のとがったイボ状のデキモノができる。
かゆみと異物感あり。
放っておくといくつか固まって白いカリフラワー状態になることも。
まれにオーラルセックスで咽頭にできることもある。
このウイルスは子宮癌になる原因のひとつとも言われているので、子宮癌検査も受けておいた方が良い。
治療 治療には外科的療法と薬物療法があり、外科療法には、メスによる切除、液体窒素による凍結療法、電気焼灼、レーザーメスによる蒸散法などがある。
薬物療法には、ポドフィリンチンキ、5−FU軟膏、ブレオマイシン軟膏などの局所塗布を行う。
妊婦の場合には、薬剤の胎児への毒性から、外科的療法が選択される。
治療費や治療期間は症状の程度と治療法により変わるが、10日から数ヶ月。
保険が効く。
なによりも清潔を心掛けることが大切。
徹底的に治さないと、再発する可能性大である。
備考 尖圭コンジローム自体は、良性の腫瘍であり、自然に治癒することも多いすが、子宮頸部癌、陰唇癌との関連が考えられている。
包茎の人の発病率が高い病気である。
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■B型肝炎 Hepatitis B
病原体 B型肝炎ウイルス
ヘパドゥナウィルス(HBV:hepatitis B virus)
感染経路 性交、輸血
B型肝炎ウイルスは感染者の血液や体液に出現する。
これが性行為によって粘膜に接触、あるいは医療行為によって傷口から侵入すると感染する。
症状 免疫能が正常な成人に感染した場合、一過性のウィルス感染がおこる。
しかし宿主の免疫応答の結果、最終的にウィルスは排除される。
1〜3ヶ月の潜伏期を経て発病する。
体のだるさ、疲れ、不眠症、食欲不振、吐き気、微熱や下痢をおこす。
肝臓周辺に鈍い痛みを感じる。
尿が赤茶色っぽくなり、目や肌、粘膜などに黄疸が出始める。
症状が進むと、肝硬変や肝臓がんを併発することもあるので要注意。
重症例では、肝臓の機能不全により生命に危険が及ぶ。
新生児期に感染した場合、宿主はウィルスを排除できず、ウィルスは肝細胞で増殖し続ける。
感染者は長期間にわたって、ウィルスを排出しつづけ、肝機能障害が増悪・軽快を繰り返す。この場合、肝硬変、肝癌になる可能性が高い。
治療 薬物療法、安静療法、食事療法の3つが柱となる。
薬物療法といっても、特効薬はなく、栄養素の補給や肝細胞の働きを助ける薬が使われる。
食欲が出るまでは点滴で栄養を補給する。
また、肝臓に充分な血液を流すためには横たわっているのが一番。
黄疸が出てから1週間は安静を心掛けること。
高エネルギー、高たんぱく、高ビタミンの食事を取るようにすること。
特異的な治療法はないが、多くの場合、2ヶ月前後で自然治癒する。
備考 肝炎にはB型肝炎の他に、A型肝炎、C型肝炎などがある。
B型肝炎のウィルスは、ヒトとチンパンジーのみに感染し、感染者の血液、唾液、乳汁などに出現する。
性行為による感染では、男性同性愛者、乱交などは特に危険。
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■エイズ AIDS
別名 後天性免疫不全症候群
AIDS:acquired immunodeficiency syndrome
病原体 ヒト免疫不全ウイルス(HIV:human immunodeficiency virus)
エイズウィルス
感染経路 1.性的接触
感染者とのコンドームを使わない性交・オーラルセックス、性器具の共用など無防備なセックスは感染の可能性がある。
2.血液感染
感染者の血液が傷口や粘膜に触れたり、血液・臓器の提供、注射針の共用(麻薬の回し打ちなど)によって体内に入ると感染の可能性がある。
3.母子感染
感染している母親から妊娠中・出産時・授乳によって子供に感染することがある。
※だ液、汗・涙など、またはペットや虫を介しては感染しない。
症状 HIVに感染してから平均して10年後に発病し、やがて死に至る。
エイズウィルスは特定の感染症やガンに対する抵抗力を衰えさせてしまい、こうして引き起こされた病気がいくつか重なった状態をエイズと呼ぶ。
日和見感染、カリニ肺炎、カンジダ症、抗酸菌症、サイトメガロウイルス感染症、ヘルペス感染症、クリプトコックス症、悪性腫瘍、悪性リンパ腫、カポジ肉腫、他に、異常な痩せと下痢が目立つHIV消耗性症候群や痴呆、不全麻痺や痙攣を伴うHIV脳症などを併発し、最終的には死に至る。
治療と予防 エイズを完全に治す方法はまだないが、エイズに合併する感染症を予防・治療することや、エイズウィルスとともに生きている人をケアすることには成功例がみられている。
医師の指導を守りながら生活することにより発病を抑えることが可能。
現在では3剤療法により、かなりの延命が期待できるようになっており、感染から時間が経過していない程、良い結果を示している。
HIV抗体検査は感染後6〜8週目以降でないと正確な検査ができないが、感染の疑いのある時は検査ができる時期が来るまでに3剤の投与を受けるとAIDSの発病を抑えられることが期待できる。
このように、発病を抑えるよい薬も開発されており、世界中で治療薬やワクチンなどの研究が進んでいる。
なにより大切なのが二次感染の防止や予防対策。
コンドームの使用やエイズの正しい知識などを身につけよう。
備考 1981年アメリカ合衆国で最初の症例が報告された。
日本では、1985(昭和60)年3月に最初の患者が発見された。1987(昭和62)年2月、日本政府は、エイズについての正しい知識の普及啓発、検査・診療体制の充実等を盛り込んだ「エイズ問題総合対策大綱」をまとめた。
その事業の一部を実施するため、民間の協力の下、1987年6月に厚生省の許可を得て
「財団法人 エイズ予防財団」が設立された。
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