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2.STDの種類

2−1.性病(旧・性病予防法指定)

梅毒 ▼淋病 ▼軟性下疳 ▼鼠径リンパ肉芽腫

■梅毒 Syphilis
病原体 梅毒トレポネーマ・パリダム(Treponema Pallidum)
感染経路 キス、性交、性交類似行為、輸血、先天性など
症状1期
(感染後3週)
感染したところに痛みのない盛り上がった赤いしこりができる。
しこりは数週間で消えるが、リンパ節に入り込んで増殖する。
男性では主に亀頭に、女性では性器や外陰部にあらわれる。
感染後3〜6週目で梅毒検査が陽性となる。
症状2期
(感染後3カ月)
バラ疹と呼ばれる小型の紅斑が全身にでき、発熱、頭痛、だるさなどの症状があらわれる。
あずき大の赤い盛り上がった発疹が外陰部や肛門付近、顔や手足に出る。
リンパ節が腫れ、扁桃腺になることもある。
症状3期
(感染後3年)
皮膚・粘膜・内臓にゴム腫と呼ばれるゴム様の弾性ある肉芽性病変があらわれる。
いわゆる「鼻が落ちる」と言われる段階。
病原体が骨を溶かす。
症状4期
(未治療で10年以上)
皮膚の症状はなくなるが、せき髄などがおかされ、歩行障害、下半身麻痺などになることもある。
また、中枢神経障害や、脳がおかされることも。
脳がおかされると言語障害や誇大妄想、判断力の低下など、痴呆症状があらわれる。
検査 血液検査を受ける必要がある。
梅毒の検査は血液検査による抗体反応で調べるので、感染からおよそ3週間以上経過しないと抗体反応が現れない。
怪しい性交渉があってからすぐに検査を受けても感染が見つからないので、一ヶ月近く経ってから検査を受けること。
治療 マクロライド、テトラサイクリン、ペニシリンなどの抗生物質の服用、もしくは注射。
2〜3週間で治るといわれている。
梅毒は早期治療によって完治できるが、梅毒トレポネーマに対する抗体は、一生陰性化することはない。
つまり、たとえ治療によって治ったとしても感染した事実(陽性)は残ってしまう。
保険が効く。
備考 梅毒はコロンブスが新大陸の発見とともヨーロッパに持ち帰り、その後爆発的に全世界に拡がった病気。
1905年、スピロヘータの一種である梅毒トレポネーマの感染によって起こることが発見された。
1929年、梅毒の特効薬である抗生物質「ペニシリン」の発見。以後梅毒の大流行はなくなった。

現在の梅毒は潜伏梅毒が主流で、その症状がほとんど表れない場合が多い。
妊婦は母子感染を引き起こす可能性があり、死産、早産を起こしたりなど何らかの異常をともなう。
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■淋病 Gonorrhea
別名 尿道淋 venereal disease gonorrhoea〈VDG〉
病原体 淋菌 (Neiseria gonorrhoeae)
感染経路 性交、性交疑似行為
症状・男性 2〜7日の潜伏期の後、尿道の軽いかゆみ、熱っぽさが出る。
尿道口から、粘着質でクリーム色の膿が出る。
オシッコをするときに焼け付くような痛みがある。
放置しておくと、オシッコが出にくくなり、さらには尿に血が混じる事も。
病原菌は、尿道炎に始まり前立腺、精嚢、精巣上体へと進展する。
症状・女性 2〜7日の潜伏期の後、陰部がかゆくなり、赤く腫れる。
おりものが黄色っぽくなり、増える。
放尿時の痛みはほとんどないが、放置すると子宮内膜炎を併発し、出血や下腹部痛があらわれる。
病原菌が、尿道、腟、子宮頸管へと波及し、急性化膿性炎をおこす。
菌血症、関節炎、および心内膜炎などの重篤な合併症を起こすこともある。
また骨盤腹膜炎を併発した場合、発熱も見られる。
出産時に赤ちゃんに感染すると、結膜炎となり、失明することも。
病気が進行すると、不妊症や、子宮外妊娠の原因となることもある。
治療 ペニシリンなどの抗生物質注射または内服薬でおよそ1〜2週間ほどで完治。
セックス、キス、ペッティングは厳禁。
念のため、タオルやお風呂も他の人と別にし、性器を清潔にする。
治療せずに放置した場合には、2〜3ヶ月で症状は無くなっても他人に感染することがあるので必ず完治させること。
治療費は保険を使わない場合で15.000円ほど。保険が効く。
備考 オーラルセックスやアナルセックスによる、淋菌性咽頭炎や直腸炎も見られるようになった。
菌の抵抗性は極めて弱いので、便座、タオル、コップなどの接触で感染することは殆ど無いと言われている。
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■軟性下疳(げかん) Soft chancre
別名 陰部下疳 chancroid, genital chancre
病原体 デュクレイ桿菌(Haemophilus ducreyi)
感染経路 性交
症状 感染後2〜5日して、外陰部に痛みをともなう赤い小丘疹ができる。
この潰瘍は、放っておくと大きくなり、数も増える。
ついで膿疱(うみ)、潰瘍(かいよう)をつくり、痛みもともなうす。
2〜3週後に鼠径リンパ腺(太股付け根のリンパ腺)が腫れ、痛みが強くなる。
発熱し、腫れた部分が破れて潰瘍を作り、接触部に広がってく。
治療 サルファ剤やテトラサイクリン系の抗生物質の服用、その軟膏を患部に塗って治療する。
内股の部分が腫れるので、そこに冷湿布をほどこす。
膿がたまっている場合は切開して除去する。
備考 戦後少なくなったが、現在は海外で感染して来る例がほとんど。
東南アジア、アフリカ方面へ旅行に行く人は注意。
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■鼠径(そけい)リンパ肉芽腫 lymphogranuloma inguinale
別名 性病性リンパ肉芽腫症、第四性病
病原体 クラミジア・トラコーマティス(Chlamydia trachomatis)
感染経路 性交
症状 潜伏期間は4〜35日。
感染後1〜2週間で、病原体の侵入箇所に小さなおできがあらわれ、太ももの付け根が腫れる。これは見逃しやすいので注意が必要。
発疹の発生約1週間後、陰部がただれる。
鼠径リンパ腺(太股付け根のリンパ腺)が腫れ、触れると硬く、次第に膿んでくる。
39度に達する発熱、頭痛、関節痛が主症状。
女性では外陰部から直腸、尿道に及ぶ浮腫性腫脹(膿を持ったできもの)と象皮様肥厚(象皮病のような皮膚)を呈することがある。
治療 テトラサイクリンやサルファ剤などの抗生物質の服用。
備考 日本ではほとんど見られないが、東南アジア、アフリカ方面へ旅行に行く人は注意。
最終的には性器のかたちが失われることもある。
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